いつまでも夫婦で仲良くすごせるのが一番ですが、さまざまな事情で関係性が悪化してしまうこともあります。
このようなとき、別れを決意する方もいますが、それに伴い資産を売却しなければならなくなることもあります。
本記事では、離婚による任意売却のメリットとデメリット、タイミングや注意点などについて解説します。
離婚で任意売却するときのメリットとデメリット
離婚で任意売却をするメリットとデメリットですが、まずはメリットからお伝えしましょう。
メリットは、競売に比べて高値で売れる可能性が高いことです。
一般的に、住宅ローンが支払えなくなると、抵当権に基づき競売にかけられますが、安価で買い叩かれてしまうケースが少なくありません。
一方、任意での売却では、市場相場に近い価格で売却できます。
デメリットとしては、必ずしも任意での売却が可能なわけではないことです。
この売却方法は、金融機関の同意を得て、初めて利用できます。
そのため、金融機関側に断られてしまった場合、任意での売却はできません。
離婚で任意売却するタイミング
離婚で任意売却するベストなタイミングは、人によって異なります。
さまざまな状況が考えられるため、一概にどちらがベスト、とは断言できません。
別れる前に売却するケースでは、別れたあと精神的に楽になれるメリットがあります。
煩わしいことから解放されるため、新たな第二の人生をスタートできるでしょう。
ただ、人によっては、別れたあとにゆっくりと売却をしたい、と考える方もいます。
このように、人によって考え方や価値観が異なるため、一概にどっちがよいとはいえないのです。
離婚による任意売却の注意点
離婚による任意売却の注意点としては、期限が挙げられます。
この方法で売却するには、決められた期限内に手続きを進めなくてはなりません。
基本的に、この売却方法は、競売と並行して進められるケースがほとんどです。
入札が始まってしまうと、競売を止めることはできないため、それまでに手続きを完了させておかねばなりません。
もたもたしていると、入札が始まり落札されてしまうおそれがあります。
このような事態を回避すべく、任意売却をしたいのなら、専門業者に相談し、アドバイスを受けながら進めることをおすすめします。
まとめ
マイホームを任意売却するタイミング、メリットやデメリットなどについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
基本的には、別れる前に手続きを進めたほうがよいですが、別れたあとに進める方もいるため、一概にどちらがよいとはいえません。
自身が置かれている状況も考慮し、総合的に判断することをおすすめします。
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